「周南魔術倶楽部内部」の記事宛に届いたコメントにお応えして、製造中止になった商品を紹介しましょう。
考案は、オーストリアの天才マジシャン「ルーバー・フィドラー/Lubor Fiedler」氏です。
まず、からのペンケースの上にペンを乗せて、その場所から動かせないように、小さなフレームで囲います。
上からナイフでペンケースの蓋を切り裂くと
ペンは消えてペンケースの中に入ってしまいます。
もちろんペンケースの蓋には傷一つありません。
この手品を演じてくれたのは、周南魔術倶楽部の若手のT・O君です。
1998年に発表された商品です。非常に巧妙な仕掛けで、特に怪しげな動作はしていないのに、ペンは消えてしまいます。でも、これを見せてもらったときに「大袈裟な道具を使ってペンが移動しただけ、何となく寂しいかな。」という物足りなさを感じました。何故だろう?と考えてみると、この手品は、ペンをフレームで覆っているため、ペンが蓋を貫通したのか、それとも一瞬で消えて別の場所から現れた、即ち、テレポートをしたのか、イマイチはっきりしません。二通りの解釈が成り立つのです。その為に、受けた印象が薄れてしまったのでしょう。
それと、仕掛けが巧妙であるがゆえでしょうか、稀に仕掛けが正常に作動してくれない時があります。
製造中止になってしまった原因というのはその辺りにあるのでしょうか?そうは言っても、仕掛けの巧妙さ・素晴らしさには感動さえ覚えるもので、マニアであれば持っていたいマジック用品ではないでしょうか。
PR
- 2008/02/04(月) 20:12:03|
- マジック用品|
-
トラックバック: |
-
コメント:0