今回のマジックデーは、雨天が祟ったのか、一般のお客様は、いらっしゃいませんでした。と、いうことはマジシャンだけです。このシチュエーションは、「とても一般には見せられない、でも、内輪でなら通用する、いや、無理やり通用させる」、そういったネタも許されるってことですね。
普通は、同じマジックは2度はやりません。皆さん、ネタがかぶらないように、気を使っています。でも、今回は、マジシャンだけ・・・、やってみました。1番手のK君が演じたマジックを、やっちゃいました。もちろん、ブーイングの嵐ですね(^_^.)。ウケ狙いでもあったのですが、皆はどんな反応をするだろう?という興味もありました。ゴメンナサイ。
後姿で移っている方が、周南魔術倶楽部の創設者です。このイベントのときには、司会をやってくれています。
今回は、下関のYoshiさんが、お仲間を連れてきてくださいました。Tさんです。彼が演じたのは、「油と水」、「コインアッセンブリ」でした。鮮やかな手つきで、なかなか良かったと思います。
岩国のKATSUNORIさんは、類催眠のネタでした。壁に左足、左肩を接触させて立つと、右足が上がらなくなるといったものです。身体の生理を応用したものですね。こういったネタも、興味をそそるものがありますね。
さて、今回は、周南魔術倶楽部のNさんも、面白いマジックを見せてくれました。最近のマジックの解説書には、あまり記載されていないようなマジックですが、ちょっと古い入門書には、よく記載されていたマジックばかりだったように思います。
例えば、2枚の銅貨をハンカチに包みます。これをお客さんに持ってもらいます。同じように2枚の銀貨を包んだハンカチを別のお客さんに持ってもらいます。すると、いつの間にか、コインが入れ替わっているというものです。彼は、どの解説書からこのマジックを学んだのかは知りませんが、ほぼ、同じマジックは、昭和49年発行の高木重朗著「奇術入門」に記されています。
最近、よく見かけるようなマジックも、その原点になるようなマジックは、こういった古書(?)に記されたものが少なくはありません。そして、技量がある人が演じると、味がある面白いマジックになるものです。そういったことを考えさせてくれました。
- 2008/10/08(水) 00:22:10|
- マジック全般|
-
トラックバック: |
-
コメント:1